Lobster ハンドリベッター / ラージフランジブラインドリベット

Dr.ホッピー

2015年03月15日 14:52

面白いものが工房に届きました。

エビ印(Lobster)のハンドリベッターと、ラージフランジブラインドリベット!

待ってたんだよね!



僕は以前からヒンジ部分には、樫・ナラなどの硬い材木を旋盤で精密に挽いて

ピンを作って、それを可動部分に使ってきました。



上が樫のピンと、下が抜け止めのマホガニー材。

でも、本来の可動方向じゃない方への力が加わったとき、このマホガニーの

丸棒に対して大きな剪断力が加わって、切れてしまうことがあるんです。

自然素材だから、ちょっとしたことで破断したりしたとき、座った人がケガしても困るしね。

樫のピン、美しくて、魅力的なんだけどねー。 Woodwork(木工)って感じで。

まあ、樫も希少でなかなか手に入らないっていう問題もあるし。



初めは、木工にリベットなんて、って思ってましたが、利用する価値は大いにあるかなと。




そこで、普通のリベットじゃしょうがないので、「ラージフランジブラインドリベット」。

何が違うかって、片側のフランジ(つば)がとても 大きいんです。



かなり大きくて、約16mmもあるので、ワッシャーを1つ使わないでも済むのが利点。

で、もう片方にM5・Φ16mmワッシャーを使えば、木工のシーンでは完璧だね。

特にこの番手のヤツは、厚み22mmくらいまで固定できるので、超・優れもの。

(今度500本で購入したやつは、25mmくらいまで行ける! 凄い!)



なかなかずっしり来ますね、このリベッタ。

世の中には、もっとごっついヤツもあるらしいw



直径に合わせて、口金を替えます。



使用方法は簡単で、適合する直径の口金に替えて、フランジ側からリベットを挿入。



準備完了!

あとは、力任せにハンドルを握るだけ。



まあ、リベットは便利ですが、ここからが、木工屋の仕事。

規定の穴を綺麗にあけて・・・



バチンっ と撃ち込み、接合完了!

なんて簡単なんだー。

旋盤で樫のピンを作るのに、結構時間かかるのにね。


上の写真はフランジ側。



こっちはリベッタ側。

このままじゃ、木工はダメだから、工夫しないとね。



エンジュ(延寿)の木栓をたたき込みました。

かなりイイ感じ!



感動しました・・・。

こりゃ、嬉しくて しばらく リベッタ抱いて 眠りそうだな・・・。


あ、リベッタっていう女性じゃないので・・・(汗)。



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