鯨づくし と リゾート大島  / 晴れのち土砂降りの 紀伊半島1周

Dr.ホッピー

2014年08月28日 17:36

那智勝浦漁港。

船のエンジン音に目覚めました。

そう、今日は日曜日。

幸運なことに、今日は 那智勝浦漁港の朝市がある日です。



荷物をまとめて、空冷VWバスに放り込んで、いざ目の前の漁港へ・・・。

今日の朝食もここで摂るつもりなんで、もうチェックアウトしました。

フォークリフトが運んでいるのは、氷漬けになった、生のマグロたち。

見たことあるかい?



さっそく、市場の一角の見学用のテラスから、競りがある市場を見学w

キロ300円で取引されているので、1尾 12kgくらいとして・・・・

えーっと 空冷VWバスに1尾 どうだろう・・・?

生臭いのは ちょっと困るかも?



値段を読み上げる人、値段を書き記し競り落とす仲買人の人たち、

マグロを引きずって 洗って 頭と尾を落として処理をする人・・・ 沢山いますね。



さっそく、朝市の飯処で食べ物を見つけました。

マグロのかま焼きと、ハラボ(はらみ?)です。

隣で、マグロのそぼろも作ってました。



飯処のメニューはこちら。

一瞬でお財布が軽くなりそうな勢いですが、まあ、それも旅の楽しみということで・・・



ハラボです。 これは旨かったなー。



酒を片手に、ゆっくりやりたい一品です。



これは、マグロのそぼろ丼です。

500円にしては、ボリューム満点で、大食漢の僕も 大満足w



うちのJrは 生意気にも 朝から握り・・・

それだけは・・・ 選んで欲しくなかった。 今日のガソリン代が・・・(汗)

まあ、旨そうなので、良しとしよう。



ふふふ、私たち夫婦には、この素敵な丼を。

まー、マグロ、しばらくいいですわー ってなるよね。



お腹がいっぱいになって、これから雨の中 移動と思うと気が重くなるね。

足でも湯につかって、気持ちをリラックスしますか。

あ、一人 南方の人みたいな人がいますが、誰でしょう・・・



白いものがひらひら浮いています・・・。

おじさんたちの足の皮ではないですよ。

湯の花ですw

汗っかき空冷VWバス ご一行は、一路 那智の大滝へ向かいました。



20年前の学生時代にチャリで、死にそうになって登ってきた坂を VWバスが死にそうになって

登ってます・・・。 



那智の大滝。 

世界遺産となって、訪れる人は増えたのかな。

あれから20年。 

時間がたつのは早い。

自分は何か変わったのだろうか・・・?



大吉でるかな?

今度来るときは、もっと簡単に振れるだろうね!



那智勝浦町のすぐとなりに、捕鯨で有名な 太地町があります。

日本で近海捕鯨をしている町は 8つくらいあるのに、なんでこの静かな漁村が

あんな騒ぎになったんでしょうね・・・    イルカを採っているから?

別に日本人だけが野蛮とは思いませんけどね。 

豚や羊、牛、馬だって可愛い動物なのに、人間は目に触れないところで屠殺して

食べているじゃないですか。 カンガルーだって食べる人たちいるし。

日本の捕鯨文化は他国とちがって、得た獲物を無駄にせず、徹底的に利用しています。

僕たちは給食で鯨肉がでた世代なので、興味深い 展示ばかりでした。

捕鯨の昔、経緯、今、そしてこれからがよくわかるのが、この「くじらの博物館」。



出迎えてくれるのは 大きな骨格標本。

90mm捕鯨砲? 大きな銛(もり)がささった標本で、リアル感あってすごい。



昔の漁の姿も見られて、面白いよ。



鯨 と 犬 と 人間の 骨格の比較。

どれも哺乳類・脊椎動物なので、あまり大きな差はないんだね・・・

椎骨の数には違いがありますけど。



鯨類はオキアミだけ食べていると思いきや、そうではない。

いろいろなものを捕食しているんです。

確かに数が増えすぎると、困ることもあるかもね。

あ、人間が増えすぎるのが一番いけないんだよね・・・ 地球にとって。



歴史的な展示。 昔はどういう捕鯨砲で漁をしていたか・・・

ノルウェイ式の捕鯨が伝授されてから、捕鯨が変わったんだね。



船首で銛を撃つ砲手。

捕鯨の歴史も特別展で展示されていました。



あ、これは日本古来の捕鯨で用いていた道具類。

鯨をみつけたらあげるのろし、しらせるほら貝、隣の船に伝言するささやき筒・・・。

診察で耳の聞こえないおばあさんに使えるかも・・・。

「今日はどうされたんですか???」って。



新聞が伝えない事実をいろいろ知ることができる展示。

日本の歴史のある文化は、できれば無くなってほしくない。



さあ、鯨くんたちのショーを見てみましょう。

ゴンドウクジラたちの華麗な演技です。



すごいエネルギーだね。

900kgの体のもつパワーを感じました。

暑くてどうにもならない午後でした。

博物館のあとは、今は静かになった太地漁港の目の前の漁協直営の店に寄ります。

今日の晩御飯のための買出しです。



こんな平和な町なのに、監視カメラが無数にある漁協スーパー。



やっぱり鯨なんだ。



アバ肉? おいしいらしいので、これもゲット。



花ゴンドウの漬けコロ

さっき ぴょんぴょん跳ねていた ゴンドウくんたち?

油がすごくて、そのままじゃ食べられないって。

おでんにするって言ってました。



これまた旨そうなものが。

ミンク鯨と、いわし鯨の刺身もゲットして、いざ 今日の停泊地へ!

途中、行きたかった本州最南端の潮岬へ。



潮岬目の前には、望楼の芝生というところがあります。



ここは素敵な芝生ですが、キャンプは禁止されています。

キャンプOKな部分があると聞いたので見てみると・・・



こんな雑草ボーボーな小さなセクションだけ キャンプOKでした。

これはうっそうとしていて 蛇、蚊、虫、などなどの攻撃にさらされるのは間違いないね。



欲しかったステッカーもゲットして、一路 隣の大島へ。



向かった場所は、「リゾート大島」。

ネットでは オープンな芝生のサイトなのに、繁忙期にはロープで区画を区切って

キャンプをさせるところとありました。 → この時期はもうロープは撤去して 

どこでもご自由に という状態でした。

施設はきれいだし、トイレにウォッシュレットはあるし、温水シャワーは無料だし、

芝生はきれいだし・・・

関東にあったら、リピート間違いないね!!!!!



マスコットの馬「島ちゃん」のすぐ隣で キャンプをすることになりました。

芝刈り機だそうで、芝を短くする仕事を請け負っているようですよ(笑)

えさやりをさせてくれて、それも子供たちには良い経験でした。



海も見える 最高のロケーションでした!

(若干 馬糞の香りが気になりましたが・・・・笑)



今日も午後から雨の予報でしたので、雨対策はバッチリ!

レトロな小川テントのファミリーロッジは、なかなかの撥水性があって、頼もしいテントです。



キャンプ場の方々に、わたくしのファーニチャーのすわり心地をチェックしてもらいました。

月賦でどうですか?(笑)



今夜の宴には、これです。

和歌山のゆずを使った、柚子酒。

奥さんと、一瞬で空にしましたw(汗)。 ・・・ うまかったーーー!



見てください。 

今宵は 鯨くんたちを大事に食べようということで、鯨づくしですw



ミンク鯨の刺身

4

いわし鯨の刺身




鯨のアバ肉。(湯でゆがいでいる肉) 

地のじゃばら(和歌山 北山村名産のかんきつ類。 香りもすばらしい) ポン酢



当然、鯨の尾羽(おば)もいただきます。

やっぱり、好きだわ。



鯨くんに感謝しつつ、飲みすぎ 食べすぎの宴は盛りを向かえ・・・

その後・・・



大雨が襲うとは誰も知りませんでした。

やっぱり、キャンプも 「備えあれば、憂い無し」 だね!



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