Camp Table 製作

Dr.ホッピー

2012年12月20日 21:27

わたくし、おもちゃ職人は おもちゃ・乗り物作りが専門です。
家具作りは家具職人にお任せしたいです。

でも、キャンプが好きなので、そろそろ自分もテーブルの一つでも作ろうかな・・・ 
と思ってました。しかし、キャンプに、乗り物作りに、燻製作りに、スイーツ作りにと
忙しく、なかなか出来ませんでした。

でも、4日間(晩)という乱暴な計画をたてて、製作してみました。 それが、これ。



折りたたみ式、キャンプテーブル(試作品)」

合計作業時間は20時間くらいか? 一晩に2時間から3時間しか出来ませんでしたから。



この時期の工房は寒くて、やる気がでません。 エチルアルコールを流し込んでから、
相棒のニッセン君を全開に・・・。 じんわり暖かくなってきます。



今回は箱物なので、日立レーザーソーが大活躍。 いつもは作業台の下で冬眠している
けど、直線カットが多いものでは、出動します。

このレーザーソーは直径30cmのブレードが装着してあり、その怖さといったら・・・
だから、以前、手を近くにおかなくて済むように、近接カット用のクランプを作ったんです。
(写真左側のクランプです)



その切り口はシャープそのもので、カンナをかけたみたいに綺麗ですよね。



というわけで、図面通りにタモ材をカット。 一番分厚い材は60mmあります。



今回はこの特殊な工具も動員しています。 テーブルの足の固定にネジを使うんです。



旋盤で19.0mmの丸棒を作ります。 それを先ほどの工具へ通過させると・・・



ジャーン! こんな綺麗なボルトが!



ナットを通すと、こんなにキュートなボルト・ナットが。



4セット作ります。(この工具では、パーツを交換することで、4種類のボルトができます)



Φ50mmの丸棒を作り、それに組み込んだところです。 何となく、脚っぽいでしょ。



そして、これが ネジを切るタップです。



下穴16mmの穴にいれて・・・



巨大なタップ・ハンドルで切っていきます。



出来ましたー。



今回は、工房に転がっていたタモ材を使って作っています。天板はかなり大きいので
適したものがなく、ホームセンターにもあまり良い材がなく、仕方が無く、タモ薄板と
ファルカタ材の貼り合わせ材でやってみることにしました。

タモだけの方が綺麗に決まってますが、このサイズの家具材だと チョー高いんです。
1000x600の材をとるために、1810x910の大きなパイン材を買う気にもならず。

あまり、タモばかりでも、重くなりますから。持ち運びに苦労するようじゃ、困ります。

中途半端なファルカタを2枚貼り合わせて 大きな材に変えます。 
ビスケットジョイントを使います。



大きなクランプで貼り合わせ。



テーブル部材と接着です。 接着はすべてタイトボンドを使っています。



二つのテーブルパーツが出来たので、接合します。 姫が現場を監督しています。



こんな感じ。 これから 引き出し作らなきゃ・・・ あー大変。



出来たー! これがセットです。



まず広げて・・・



脚をねじ込んで・・・



できあがり。 まだ タモ・ブラックウォルナットで天板を仕上げていませんが・・・。



引き出しは タモ薄板とカリン材で作りました。 取っ手は旋盤で作ってます。



カリンが綺麗でしょ。 これに 混合ワックス処理すると、とっても美しくなる予感。



見えるネジ部分は共木で埋めています。



結構 すっきりしたデザインかも。 天板がファルカタじゃなきゃ、イイんだけど・・・(涙)
総・タモ材で 作り直そうかなあ・・・。

姫のお絵かき台にしちゃおうかな・・・。



さっそくJrたちが出てきた。



姫に納品前の点検をしてもらいます(笑)。



脚はこんな感じに収納できます。 手前のビールも?

さあ、疲れたから天板仕上げまで出来るかどうか・・・。


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